シューベルトの幼少期 

シューベルトの幼少期

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音楽とピアノの広場シューベルトの幼少期

           


シューベルトの幼少期


         このページは、親思いの内気な少年だった
       シューベルトの幼〜少年時代について

       簡単に御紹介させていただきます。
 

 1797年1月31日、フランツ・シューベルトはオーストリアの首都ウィーン郊外のリヒテンタールで生まれました。

 父は小学校の校長先生で、まじめで頑固でした。母はやさしく控え目な女性でした。

 シューベルトが4歳のとき、それまでの小さな借家から、父の教える学校と住まいが一緒の建物に
移り住みました。むろん子供達は父の学校に入学しました。

 4人の息子を皆、学校の先生にするのが夢だった父は、どの子にも早くから音楽の勉強をさせました。
当時は音楽教育は重要で、生徒に音楽を教えられなければ教師にはなれませんでした。

 父は自分の得意なチェロを、子供達に教えました。家計が苦しいながらもバイオリンやピアノのレッスンも
受けさせました。
 
 シューベルトは兄弟の中で、もっとも楽器の上達がめざましかったようです。

 8歳になったシューベルトは、リヒテンタール教会の聖歌隊に入り、さらに教会音楽家のミヒャエル・ホルツァーに
ついて、声楽・ビオラ・オルガン等も習いました。

 シューベルトは読譜力・聴音に優れ、美しいボーイソプラノで歌声も抜群でした。
学校の成績も常にトップで、父も満足していました。

 内気で目立たず、さみしがりやで 友達と一緒にいるのが好きだったようです。

 宮廷合唱隊のテストを受け、2名しか合格できない狭き門でしたが、シューベルトは見事合格し、11歳で
合唱隊員になりました。コンビクトに入ると、寄宿生活が始まります。

 生活はきびしく、母と離れて暮らすのは辛い時期もありましたが、12歳でオーケストラのメンバーに
バイオリンで選ばれて、オーケストラの魅力に取りつかれていきます。

 1809年5月、ナポレオンのフランス軍によって、首都ウィーンは包囲されます。その時のオーケストラの
練習で、ベートーベンの交響曲第5番「運命」に出会い、ベートーベンから勇気をもらい、ベートーベンの魅力に
心酔していきます。ウィーンはこの後、フランスに占領されますが、ベートーベンに感化されたシューベルトは
作曲に没頭してゆきます。そして、ベートーベンのような音楽家になることを夢見るようになります。

 コンビクトに入って2年が過ぎた後、成績が下がったシューベルトに父は怒り、原因を追求します。
作曲に没頭していたことがわかると、作曲をやめて勉強だけに打ち込むよう説得しますが、オーケストラも
作曲もやめないシューベルトの意思とぶつかり、息子を勘当します。

 勘当されて、コンビクトに戻ったシューベルトを シュパウンという年上の友人が助けてくれるようになります。
シュパウンは、コンビクトからウィーン大学へ進学し、故郷で役人になっていました。
オーケストラで一緒に練習し、シューベルトの才能に魅かれていましたが、この頃作曲したシューベルトの歌曲に
感動し、五線紙を束で提供押してくれるようになり、何かと力を貸してくれるようになります。

 ところで、勘当されて1年半ほどたったある日、母がチフスで亡くなります。父から母の病気は知らされず、
看病もできず、死に目にも会うことはできませんでした。

 争い事が嫌いなシューベルトも悲しみと怒りにさいなまれますが、
母の遺言で父もシューベルトが作曲をすることを許し、勘当も解きます。
それで、授業の間でも寮でももくもくと作曲に打ち込んで行きました。。

 しかし、母の死の直後、声変わりして合唱隊を退き、音楽以外の課目で落第してしまったシューベルトは
退学し、家で作曲に没頭します。

 オーストリアでは17歳で兵役があるので、兵役を逃れるため、師範予備科に通い、父の思惑通り
教師になっていきます・・・


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