平吉穀州　

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　　　　　　　　　　　 平吉穀州　（ひらよしたけくに）

　 娘がピアノの発表会で、「真夜中の火祭」を先生に選曲して
いただいて、作曲者の平吉穀州という存在を初めて知りました。

　 真夜中の火祭・・・日本的郷愁のある、躍動的ですてきな曲です。
娘の楽譜を手にしたとたん自分が弾きたくなって、弾いているうちに
すっかりその独特な世界へと　引きずり込まれてしまいました。

　 日本にこんなすてきな作曲家がいるんだと思うと嬉しくて、
いろいろと調べてみましたが、以外に資料が少ないのが
残念でした。

　しかし、そういえばピティナのコンクールで娘が初めて挑戦した
時の曲の一つも、｢バレリーナの悲しみ」で、あの曲も良かったなあと
思い出しました。５拍子で、なんとも切ない深みのある曲でした。

★経歴
　　1936年、神戸に生まれる。神戸大空襲、集団疎開を経て、小学校3年生で終戦。
　　東京芸術大学作曲科卒業。同大学院修了。長谷川良夫、伊熊良穂に師事した。
　　タンゴバンドのピアニスト、公立中学校の非常勤講師等を経て、東京芸術大学非常勤講師・
　　桐朋学園音楽科教授・沖縄県立芸術大学音楽学部教授を歴任。
　　放送・レコーディングのための作・編曲家としても活躍。
　　合唱の分野で人気が高く、数多くの合唱曲を残している。近年は室内楽・子供のためのピアノ曲・
　　合唱曲の分野に力を注いでいた。
　　1998年5月28日永眠。

　　第29回毎日音楽コンクール作曲部門管弦楽曲の部　第1位入賞。
　　昭和44年度　尾崎賞受賞。

★作品

　管弦楽曲

• 管弦楽のためのコンポジション
• 管弦楽のためのバラード
• 交響変奏曲
• ヴァイオリンとオーケストラのための『レクイエム』
• ギター協奏曲
• 海のある風景

　ピアノ曲 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　こどものためのピアノ曲集 虹のリズム
　　こどものためのピアノ曲集 南の風
　　
　合唱曲
　　混声 空に小鳥がいなくなった日
　　混声合唱組曲 ひとつの朝
　　児童合唱曲「気球に乗ってどこまでも」
　　合唱曲「海の不思議」

　映画音楽
　　　｢人魚姫」