チャイコフスキー

チ ャ イ コ フ ス キ ー

チャイコフスキーの幼少期へ ようこそ

音楽とピアノの広場チャイコフスキーの幼少期

           


チャイコフスキーの幼少期


         このページは、チャイコフスキーの幼少期について
簡単に御紹介させていただきます。

 

 1840年5月7日、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーはロシアのウラル地方の町ボトキンスクで
生まれました。

 ボトキンスクは鉱山の町で、父イリヤは鉱山で政府の監督官をつとめる貴族でした。といっても、
家系的にはウクライナ・コサックの出で、医師であった祖父の努力によって、貴族に叙せられた
家系です。

 母アレクサンドラはフランス人の血をひく女性で、先妻が死別したための後妻です。

 チャイコフスキーは次男で、腹違いの姉、兄・弟と 何不自由なく暮らしていました。

 父親は、仕事熱心で社交的な人柄だったようです。息抜きにフルートを吹くこともあったそうです。

 母親は、フランス語とドイツ語が達者な教養のある女性でした。控え目で繊細な性格だったと
いわれています。ピアノも弾き、歌も上手でした。
母親の影響で、優れた音楽と出合う機会が多く、4歳で母に捧げる曲を作曲する等、
幼いころから音楽的才能を発揮していました。5歳のころにはピアノをいじり始めていました。

 音楽への関心が強く、聴いた曲をすぐにピアノで弾けるような音楽の素質があり、5歳からピアノの
レッスンを受けます。
ある時は音楽会で聴いた曲が頭にこびりついて、眠れず叫んだこともあったようです。
感動した音楽の一節が耳にまとわりついて、夜中に目を覚ますこともしばしばあったとか・・・。

 1848年、父親がモスクワで条件の良い仕事につける予定で一家で引っ越しますが、結局
その仕事に就くことができず、さらにコレラが大流行していたため、ペテルブルグへ移ります。
チャイコフスキーはここで、有能なピアノ教師に習うことができ、実力をつけていきますが、
体も心も衰弱していきます。

 数ヵ月後、アラパーエフスクで父親が冶金工場の工場長に就くことができ、一家はアラパーエフスクへ
移ります。ここでの生活で元気を取り戻しますが、10歳になったチャイコフスキーはペテルブルグの
寄宿制の法律学校に入学するため、再びペテルブルグへ行くことになります。

 家族の愛情に守られた生活をはなれるのは非常に辛かったようですが、課せられた勉強は
几帳面にこなしていたようです。

 当時のロシアは国民の大部分が農奴で、農奴には移転も職業選択の自由も許されず、
身分的拘束を受けていた上、賦役や貢納の義務も負っていました。
 貴族の子供は官吏の職に就くことができ、官吏になれば昇進の見込みもあり、
給料と安全な生活を保障されていました。

 したがって、官吏の仕事に就くための法律学校にチャイコフスキーを通わせることは
父親にとって、当然の選択でした。当時のロシアは、ヨーロッパと違って音楽家として
生計を立てるのはむずかしい状況でした。

 1852年、一家は再びペテルブルグへ移り、家族といっしょになります。

 しかし、2年後の1854年、コレラに感染した母親が40歳という若さで亡くなり、
母親を慕っていたチャイコフスキーは非常に傷つきます。

 そして、弟たちは、海軍養成の寄宿学校や寄宿制の女学校に入り、4歳の双子の弟たちは
親類に面倒をみてもらうことになり、一家はばらばらになります。

 このころから、チャイコフスキーは音楽に強い興味を持ち始め、歌とピアノのレッスンを
受けます。父親はピアノの教師に、音楽を職業とするべきかどうかを聞きますが、
ピアノ教師は、チャイコフスキーが音楽で身を立てることに反対するのです。

 法律学校を卒業すると9等官の官吏が与えられて、官吏としての道を歩み始めます・・・。
 


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